油圧ジャッキが上がらないなど不具合にはエアー抜きを試してみると改善できる場合があります。
油圧ジャッキの作動油にエアーが混入するとジャッキが上がらないなどの不具合が発生します。エアーの混入は作動油の交換や補充などのメンテナンスの際だけでなく、使用時の動作や運搬時の振動等でも混入することがあります。
油漏れなど見た目に異常がない状態で動作に支障がある場合には、一度エアー抜きを行うことで改善する場合があります。
油圧ジャッキのエアー抜きは、ジャッキの取扱説明書にも記載があり、やり方さえ知っていれば簡単な作業です。
しかし、エアー抜きというメンテナンスを知らないとジャッキを使用していてもエアーベントを開ける機会がなく、動作不良は故障と判断してしまいます。
一昔前であれば簡単な油圧のフロアジャッキは3,000円程度で売られ、数年使用して不具合があれば買替検討をしていました。
しかし、昨今はジャッキも値上がりが大きく、現在は5000円程度から。
タイヤ交換などを安価に済ませたいDIY用としては、買替に伴う費用を極力抑えたいところです。
年に数回しかしない油圧ジャッキであっても、年数による経年劣化は無視できませんが、適切にメンテナンスを行うことで使用期間を延ばすことができます。
動作不良ではまずエアー抜きを試す。
エアー抜きで改善しない時にはオイルの補充や交換。ピストンのОリングの交換などを試すと治すことが出る場合があります。
ジャッキのエアー抜き方法については、
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