油圧ジャッキのOリングサイズは取付部と外したリングの厚みを確認することで凡そのサイズを推定することができます。
金属製の強固な油圧オイルジャッキ(フロアジャッキ)ですが、内部機構の油圧を支える部品にはニトリルゴムなどの合成ゴムやシリコンなどのOリングが使用されています。
このため、経年により酸化やゴムの硬化による劣化の影響は大きく、遅かれOリングが劣化することでオイル漏れが発生します。Oリングの交換は簡単な作業であり、また汎用品のOリングは安価なため交換することでオイル漏れを修理することが出来ます。交換するOリングの純正パーツが無い時には、取付部の径と外したOリング厚みを測定することで推定することが出来ます。
油圧ジャッキに使用されれる主なOリングは、リリースバルブ、ピストン部、ピストン部のバックアップリングの3種類。
オイル漏れの発生頻度としては、リリースバルブからのオイル漏れが発生し易いイメージです。
我が家で使用している油圧ジャッキでは、リリースバルブからのオイル漏れは5年程度から発生するイメージ。
古い油圧ジャッキ15年を超えるもので、ピストン部からのオイル漏れが発生しています。
修理に使用する純正のOリングはメーカーにより割高となります。
純正パーツを使用することが間違いない選択です。しかし、サイズさえあれば自己責任で汎用のOリングを使用しても修理することが出来ます。
汎用のOリングの価格の知っていると、とても純正のOリングを購入する気が無くなる程の価格差があり悩ましいところです。
また、マイナーなメーカーや極端に古い機種では、純正のOリングを入手できないこともあります。
需要は少ないのでしょうがメーカーは長く油圧ジャッキを使用するため、もう少し交換部品の価格を抑えてほしいと感じるところです。
特に油圧ジャッキだけでなく、トルクレンチ、電動インパクトレンチ、輪止めなど、タイヤ交換用品一式のブランドを統一するユーザーとしては、交換部品が高いことは残念に感じる要素です。メーカーを統一すること自体が少数派なのかもしれませんね。
さて、オイル漏れ頻度高いリリースバルブのOリングの交換の作業はかなり簡単であり、ジャッキオイルの補充や交換のついでに出来る作業。
オイル漏れによる汚れが気になる程度で実害がなくても、長く愛用する予定であれば実害が出る前に早めに交換をすることをお勧めします。
純正品のサイズが不明な時、一度取り付けられているOリングを外して取付位置の径やOリングの厚みを測定します。
Oリングは内圧向けや外圧向けにより、重要となるサイズが内径か外径(厚み)と異なります。
リリースバルブでは内圧によるオイル漏れを防ぐため、重要となるため外径(厚み)で塞ぐことが重要。
内径が取付部とOリングが一致することが望ましいですが、適合サイズがない場合には外径がやや大きめとなることを重視することが重要となります。
Oリングのサイズなど詳しいくことは、
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