ハマキムシ類は多発すると駆除する薬剤が効き難いため、成虫や幼虫の発生初期の薬剤防除が重要となります。
5月となり気温が温かくなると様々な害虫が発生しますが、その中でも一度多発すると駆除が難しく、駆除を行っても大きな影響(被害)を残す害虫にハマキムシ類があります。
ハマキムシ類の幼虫は葉や花弁を綴り合わせて隠れるため、薬剤を散布しても直接かからなため駆除し難い。
葉や果実だけでなく新芽等にも食害を与えるため、被害が翌年にも残るため注意が必要です。
ハマキムシは、チョウ目(鱗翅目)ハマキガ科のいわゆる蛾です。
ハマキムシは種類が多く、梨に被害を与える主な種類は、チャハマキ,チャノコカクモンハマキ,リンゴコカクモンハマキなどです。
チョウ目であるハマキムシ類は、生命力が強いため多くの薬剤で成虫や幼虫に直接曝露しないと駆除出来ないことが多くあります。
このため、幼虫が葉を綴り合わせて内部に隠れると薬剤を散布しても十分な効果を得ることが出来ない状態となり駆除が困難となります。
果樹の一部の枝に発生したのであれば、発生個所を切除して除去するなどの対処も出来ます。しかし、果樹園の所々に発生するなどの状態なるとその被害がとても大きいものとなります。
成虫が飛来する時期などを予測して産卵をさせない。また、孵化した幼虫が葉を綴り合わせる前に駆除できるよう、発生時期に用いる殺虫剤は効果が確実に期待できるものを使用しなくてはいけません。
ハマキムシ類に効果のある薬剤について、
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> ハマキムシ類の薬剤防除
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