梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

8月に流通する梨の内部が茶色となっている多くは、幸水梨に発症し易い芯腐れ症によるものです。

梨の内部が茶色
 梨を切ると内部が茶色く変色していることがあります。内部が茶色と表現しても症状は様々。しかし、品種により発生し易い症状の傾向があり、8月に流通する梨では多くが品種:幸水梨であるため芯腐れ症であるものが多いです。
 芯腐れ症は梨の中心(芯)部分から腐敗が始まる症状で、軽度であれば風味が悪く、変色がすすむと腐敗臭がします。

 芯腐れ症は、果実が熟すと症状が発症する厄介や症状です。
 本職であっても症状がかなり悪化しないと外観で判別することが出来ず、生産者としては発症数を減らすための栽培の努力をすることしか出来ません。
 芯腐れ症の多くは8月に流通する主力品種の幸水梨に発症します。また、果実が熟すほど発症数が多くなり、早もぎ(十分に熟す前に収穫)したものでは発症数が少なくなります。
 このため、美味しそうに色づいた(熟した)果実ほど芯腐れ症に出会う確率が高くなり、より美味しい梨を届けたいと思う農家の泣かせの症状です。
 芯腐れ症による変色は、菌により果実の芯から腐敗する症状であるため、切ってみて芯が茶色く腐敗臭がする場合は食べることが出来ません。
 しかし、非常に軽度であれば見た目に大きな変化がなく、気づかずに食べることはよくあります。見た目が軽度で気付かない程度である場合、食べた時に少し風味が悪い(あまり美味しくないな・・・)と感じる程度の場合もあります。
 せっかく購入したのに食べられないとなると、嫌な思いをすると思います。
 購入したもので芯腐れ症があったとき、管理人の営む直売所では現物(腐っていた果実の持参)がなくても気軽に言って貰えれば交換品を提供させてもらっています。(スーパー等では現物を持っていかないと交換は難しいかも知れません。)
 幸水梨を販売する上で、芯腐れ症が混ざることは回避できない不良です。
 特にその発見の難しさは生産者程よく判っているので、購入品に万が一混じっていた場合には言い難い方も居るかと思いますがぜひ気軽に一言お伝えください。
 少なくとも当園では、素直にご迷惑をおかけました。ごめんなさい。といって、交換品を提供しています。


 幸水梨に多い芯腐れ症については、
 果樹栽培ナビ > 梨の病気被害と対策 > 梨の果肉が茶色など変色する主な症状
 > 芯腐れ症


 芯腐れ症の他、梨の茶色となる主な症状について
 果樹栽培ナビ > 梨の病気被害と対策
 > 梨の果肉が茶色など変色する主な症状