梨の秋季防除の準備を
梨の収穫が終われば秋季防除の時期です。
あまりネタもなく、出荷作業で時間も限られるといいながら、まじめな内容のブログを更新です。
果実や葉がなくなる冬に向けての秋季防除は、素人目には大した意味が無いように思う人もいるかもしれません。
しかし、害虫は果樹園内で越冬し翌年に繁殖し被害をひろめたり、病気は新芽や落ち葉の中で越冬し、春の芽が出る時期に広まったりして被害を出します。
今年、太平洋側で大発生したカメムシも放置すると、越冬するやっかいな害虫です。
また、これまでの果樹栽培の中で、春に新芽の中にすでに病気がついてひどい目にあった経験があり、対処法がわからなかった方は、秋季防除で予防することができます。
思い当たる人は検討してみてください。
そこで、平成22年度秋季防除に関して各県の行政等から出ている資料のリンクを作成しました。リンク切れはご容赦下さい。
各資料で、使用している薬剤が異なります。
単に地域性のみで資料を鵜呑みにせず、最近使用した薬剤と照らし合わせ、使用回数制限を確認して薬剤を選択して下さい。
特に、自論ですが秋季防除にEBI系やストロビルリン系薬剤を使用すると来年の防除で使用回数が限られるためにかなりもったいないです。薬剤選択には慎重に。
なお、秋季防除の時期は9月下旬から11月上旬頃までです。
福井農業試験場 資料
JA全農いばらき 営農技術課 資料
宮城県大河原農業改良普及センター 資料
(かなり重い ダウンロードに時間がかかります。)
↑平成23年9月 追記 掲載を終了したようようです。