葉の落葉が遅く、秋季防除の時期が早すぎたかも知れません。
秋季防除の時期は、
通常落葉から逆算して行います。
しかし、落葉時期は判断し難いため、
収穫後10日~14日(2週間)間隔に行います。
ところが今年は紅葉が遅く、既に実施した1回目の秋季防除が早すぎたようです。
後半の気温低下により色づきが早く、
梨の収穫がやや早くなりました。
このため、
収穫終了を目安に一回目の秋季防除を2週間前に先日実施したのですが、
葉の紅葉は遅く、
見込みでは既に大半の葉が落ちるはずがほぼそのまま残っています。
・落葉期から逆算して落葉期25日前
・落葉期10日前
が、本来の適正時期。
完全に1回目の防除は早すぎたようです。
この分だと後1回の実施で計2回のはずが、
追加で1回実施し、
計3回の実施となるかも知れません。
秋季防除が不適切による翌春の影響が大きいだけに、
本職として悩みどころです・・・
秋季防除等の黒星病の対策等に関する詳しい資料については、
果樹栽培ナビ > 梨の病気被害と対策 > 黒星病
> ナシ黒星病 病原菌 対策資料集