あきづき梨のサンプル収穫を実施。市場に出ていますがまだ早い印象を受けます。
管理人の地域におけるあきづき梨の収穫時期は9月下旬。
市場にはすでに地物のあきづき梨が出回り、店頭でも販売されています。
しかし、本年の梨の成熟状況は決して例年に比べて早い訳ではないため、サンプル収穫をした結果はまだ未熟さを感じせられます。
あきづき梨は登録されてから年数が比較的短いながらも、
酸味が少なく幸水梨が好きな人にとって好みに合うため、人気のある品種です。
本年の収穫では9月25日頃からを予定していますが、
収穫を前に食感や糖度を確認するためのサンプル収穫を行いました。
糖度測定の結果として、
見た目もやや若い感じの果実でしたが標準指標でやや高い糖度数値でした。
既に収穫は可能であり、更に収穫まで一週間あることを考慮すると十分な数値と言えます。
最近の生産者を含めた市場の風潮では、
あきづき梨だけでなく、幸水・豊水等の品種を問わず収穫適正時期より早く収穫・出荷がなされるようになりました。
このため、私の目から見ると明らかに成熟が不十分ではないか?と思える早もぎの果実を見かけることも多く、おいおい・・・と思える物も見かけることが多くあります。
生産も経営の為、早もぎすることもある程度必要なのですが、
やはり、収穫は慌てることなく、十分に味がのったものをお届けしたいものです。
他は他として、当果樹園では主力品種である豊水梨も終盤に突入。
あきづき梨の品種切替タイミングが遅れることがないよう、豊水梨の出荷の追い込みをかけたいと思います。