梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

トラクタークーラントの 交換時期は、使用時間が短いため自己責任で5年程度での交換がおすすめです。

イセキトラクターのLLC交換
 ラジエターの不凍液として使用されるLLC(ロングライフクーラント)。取扱説明書を見ると1年か2年毎の交換となっています。説明書通り交換することが一番ですが、LLCは加熱されることで酸化がすすみ、添加剤の防錆性能が低下します。このため、使用時間の農業機械では理屈上LLCの寿命も長くなります。

 中小規模の農家のトラクターの使用時間は年間20~40時間程度。LLCは車と同じものを使用してますが、使用時間は車と比べるとかなり短いです。
 LLCは時間経過の他、使用により高温となることで主成分のエチレングリコールの酸化がすすみます。酸化したエチレングリコールは、添加剤の防錆成分を消耗させます。
 防錆性能が低下したクーラントは、内部で金属が腐食しラジエター内や配管の詰まり。穴あきによる水漏れ。ウォーターポンプやサーモスタットの故障原因となるため、LLCの定期交換は必要です。
 農業機械のLLCの交換について、自己責任とは言え問題が起こりにくい範囲というの明確な線引きは難しいですが、概ね5年を超えたら交換することをお勧めします。
 理由として、交換を自分でやれば2000円程度。対して、ラジエター穴あきによる水漏れ。ウォーターポンプ、サーモスタットの故障となると万単位の出費が必要となるから。
 2000円程度でこれらの故障リスクを低減させることが出来るのであれば安い出費です。
 交換作業の時間は概ね30分程度。出費としては2000円程度。
 交換作業は面倒かと思いますが、いつ変えたかわからない農業機械は異常が出る前に1度交換することをお勧めします。
 当果樹園では、5年を超えたら交換するようにしています。
 なお、写真のイセキトラクターのから排出しているLLCは赤色です。
 これは前回交換時、店頭で緑色で品切れであったため赤色を使用したためです。今回の交換では元の緑色を使用しました。
 LLCの赤と緑違いは色だけで同じものです(スーパーLLCはおインクと青)。基本的に錆の発生など異常を確認し易い緑の使用がお勧めです。
トラクターのLLC交換については、
農業機械メンテナンスナビ>トラクターのメンテナンス方法
トラクターのラジエーター冷却水の交換・補充