LLCの交換時期は使用時間が短ければ交換頻度を長くすることが出来ます。
ラジエターのクーラントに使用されるLLCは定期的に交換が必要とされ、1~3年毎の交換が指定されています。これは年に数回程度しか使用しないトラクター等の農業機械でも同じです。
しかし、LLCの交換が必要となる劣化状況は単純な時間経過だけでなく、使用に伴う熱が大きく影響しているため、使用時間少なければその分劣化が遅く、理屈上交換頻度を長くしても支障はありません。
冷却水を交換しないことで起きる問題の一つは、ラジエターが金属製のため放置すると内部に錆が発生します。内部が錆びると穴あきによる水漏れや、錆や汚れによる詰まり等が発生します。
冷却水として使用するLLCは、凍結防止(不凍液)の他、防錆剤や消泡剤が添加され内部からの錆を防止してます。
LLCに添加されている防錆剤は時間経過により消費されるほか、LLCの主成分であるエチレングリコールが高温となることで酸化が促進され腐食性の高くなる物質になります。防錆剤はこれによる腐食を防止ることで大きく消費されます。
このため、機械の使用時間が少なくなればエチレングリコールの酸化が少なく、防錆剤も節約されます。
トラクターやコンバインをはじめ、農業機械では年に数回。年間の運転時間も20~40時間程度という機械が多くあります。これを日々使用する車等と同じ基準で考えるメンテナンスすることは無駄が多いです。
LLCの交換については無関心で放置することはダメですが、関心をもちある程度の基準で交換を行うだけで十分に維持することが出来ます。
ちなみに管理人の場合は農業機械のLLC交換頻度は5年程度を目安にしています。しかし、きちんと整備記録として残しているわけではないので概ね5~7年程度で交換しているはずです。(機械によっては10年近く間隔があいたものがあるかも知れません。)
LLCの劣化などについて詳しくは、
農業機械メンテナンスナビ>共通メンテナンス項目>ラジエーター液交換
>LLCの防錆性能の低下と劣化原因
>LLCの防錆性能の低下と劣化原因