果樹の芽だしの高度化成肥料を散布。開花後が最も養分吸収がある時期です。
冬前に元肥として化成肥料や堆肥など使用しても、
果樹の開花後の養分吸収は激しく、
土壌の水分に養分が十分に溶け込んでいることが必要です。
これには即効性の化成肥料が最も効果があります。
２年目の梨苗に花が開花。無用な養分を浪費しないよう花を摘みました。
植えて2年目の苗から花が咲きましたが、
苗への負担が大きいことから花を摘み取りました。
果樹本体の成長を期待するとき、
実をつけるのことを急がないことが重要です。
大きな主枝の切断は病気予防のため、活動期の晴れた日に実施します。
幹への大きな切断面となる主枝等の切断は、
胴枯れ病菌や、材質腐朽菌病気予防のため、
春になってから行うことが極めて重要です。
苗木が春に芽を出した後でも容易く枯れるのは前年の養分を使用しているからです。
春になって年末に植えた苗木から葉芽が出ると、
無事育っているかのような安心感があります。しかし、
これは植え替える前に蓄えていた養分で芽を出しているのであって、
決して根付いたわけではありません。
不要な蕾をとる摘蕾作業が最盛期。摘蕾により側枝（長果枝）が勢いを得て育ちが良くなります。
梨の花が咲く養分は、
前年に蓄えられた養分です。
蕾をの段階で不要な花をとることで、
葉芽等の育ちが良くなり、
枝全体の樹勢が増します。