梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

2020年の梨の収穫が終了。2021年に向けた虫や病気の越冬を防ぐための秋季防除を開始しました。


 当果樹園の主力品種である幸水、豊水、あきづき。この他、新高梨や新興梨の収穫を無事終了したことから、2021年に向けた秋季防除を本格的に行いました。
 先に収穫を終えた幸水、豊水、あきづきでは既に2回目。新高梨や新興梨では1回目の秋季防除となります。
 本年は落葉がやや遅く、秋季防除の日程として例年より1週間ほど遅めとなる実施状況となっています。

農機の冬の片付け方法を紹介。大きな手間をかけなくても適切な片付けを行うことで多くのトラブルを予防できます。


 トラクターをはじめ多くの農機具は秋までの繁忙期を終えると、冬季の長期保管の時期を迎えます。
 長期保管中、通常は一切稼働しないために春先に使用時には様々なトラブルが発生します。これを防ぐためには、長期保管の方法が非常に重要となります。
 そこで少ない手間で大きなトラブルを予防するための片付け方法を紹介しました。

梨の茶色の筋のような果肉障害はあきづき梨の終盤となる9月下旬頃に多く、食べることができる変質です。


 梨の果実の中には外観に問題がなくても果肉の一部が褐色の筋やコルク状となった物があります。
 外観で判断できないこの果肉障害は、主にあきづき梨の終盤となる9月下旬に多くなり、食べることが出来るものの出荷・販売時に判別することが出来な生産者を悩ませる果肉障害です。

豊水梨のみつ症被害が大変です。隣接産地では多量の発症が確認されています。


 豊水梨に多く発症する「みつ症」。食べることはできますが、その食感は悪く商品価値がなくなります。
 例年少なからず発症する症状ですが、今年はお隣の産地で多くの発症が確認されています。
 幸いにも当果樹園では例年通りとなり、被害は免れましたが当果樹園と栽培条件等に大きな違いがないだけに今後の発症が心配されます。

梨の幸水が最盛期。連日の好天により甘くなった一方で、春の低温と降雹被害、連日の高温で収穫量が大きく減少しています。


 2020年の梨の収穫。主力品種の幸水梨が最盛期を迎えました。連日の強い日差しにより梨の糖度が上昇し、甘く美味しい仕上がりとなりました。
 味による品質は最上級。しかし、春の低温と降雹による被害により果実数は少なく、連日の高温により果実が大きくならずに小粒傾向のため、収穫量は大きく減少しています。