梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

フロアブル等の液状農薬の希釈では、容器を振った後の堆積の膨張に注意が必要です。


 高倍率の農薬を使用する際、容器の内容量を使い切らずに半端な量を計量して使用することがあります。
 農薬を計量する際には、濃度によるムラを防止するため粉状のものは秤により重量にて正確に計量を行います。
 しかし、フロアブルを始めとする液状の農薬では、薬剤の沈殿や分離によるムラ。容器を振って混ぜることで、空気を含むことで体積1割から2割程度膨張することもあり、計量カップを用いて計量する場合にも注意が必要です。

梨の摘果シーズン到来。開花後に霰(あられ)等が降った地域は、果実の傷を見るため果実がある程度大きくなってからの作業がお勧めです。


 今年は梨の開花後となる4月下旬に霰(あられ)が数度に渡り降り、せっかく結実した梨の幼果の多くに霰による傷がつきました。
 梨の摘果作業は、果実の形が判別できるようになって早期に実施することで養分のロスを最小限にすることが出来ます。
 しかし、霰による傷は非常に小さいため摘果作業を早期に行うと見落とす原因となります。
 傷跡は果実の成長に合わせて比例して大きくなるため、見落とすような小さな傷跡でも後になって大きな傷跡となります。

梨の農薬の3種混用事例を追加。混用は省力化だけでなく、耐性菌対策や相乗効果が期待できます。

 梨の防除の3種混用事例に新たに3組の混用を追加しました。
 農薬の混用は省力化だけでなく、同様の効果がある薬剤を混用することで耐性菌の予防。より大きな防除効果が期待できるなどのメリットが大きい反面、薬害等のリスクが大きくなります。
 特に3種混用については、混用事例が少ないため混用の実施は手探り。安易に混用して大きなリスクを抱えることは出来ないため、防除暦等を参考に3種混用を追加しました。

チェンソーを使用した伐採を実施。切断面に除草剤を塗ることでて根まで完全に枯らせます。


 薬剤散布が片側のなるため、病害虫の発生リスクの大きい果樹園端に植えられた梨の木の伐採を行いました。
 多くの樹木で幹等を伐採しても新たな芽が出ることで根は、なかなか枯れません。確実に枯らして朽ちさせるため、切断面に除草剤の原液を刷毛で塗りました。

チェンソーのソーチェンの交換品の適合規格の見方を紹介しました。


 チェンソーの刃となるソーチェンは、破損や変形。摩耗により定期的な交換が必要な消耗品です。しかし、交換品は使用できる品番が判らないと購入に店頭で迷うパーツです。
 チェンソーを購入した店舗でチェンソーの形式を伝えて交換品を購入するのが一番間違いありません。
 しかし、最寄りに購入店舗がない場合や販売価格等から通販等で購入する時には、刻印とコマの数を確認することで交換品を選ぶことが出来ます。