梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

梨の春季防除に使用できるスクレアフロアブルと予防薬を混用することで防除効果の向上と耐性菌予防

 梨の開花期などの春季防除で使用でき、黒星病に対して非常に効果が高いスクレアフロアブル。混用事例がないため、耐性菌リスクが高いことが非常に大きな懸念のある薬剤です。
 しかし、混用効果のための試験での混用による防除効果が確認されていることから混用に問題がないようです。
 混用により防除効果の向上が確認されただけでなく、異種系統の混用による耐性菌リスクの低下が期待できます。

2020年春の防除を開始。例年より開花が早くなる見込みとなり、防除開始が遅くなりました。


 梨の花芽が膨らみ内部の花芽も既に伸びました。例年、花芽が膨らんだ時期から防除を開始します。しかし、今年は暖冬と暖かい春の陽気により、花芽の状況は予測より大きく早まりました。
 既に防除開始の時期としては遅くなりましたが、ようやくスピードスプレーを使用した春の防除を開始しました。

動噴の圧力が上がらない原因と対処を紹介。故障以外の原因であれば、調整や清掃で容易に直すことが出来ます。



 春になり農業機械の準備シーズンに入りました。テスト運転をしたところスピードスプレーヤの動噴圧力が充分に上がらなかったため、調整を行いました。
 調整作業にあわせ、過去の動噴に関するトラブルを元に動力噴霧器の圧力が上がらない主な原因と対策を紹介しました。

デランフロアブルが中国の工場爆発の影響で欠品状態。2020年の春の防除には間に合わないようです。

 デランフロアブルの欠品状態が続くことから製造中止になっと思いきや、昨年3月に発生した中国の工場爆発事故の影響で製品製造が出来ない状態となり欠品が続いているそうです。
 2020年の防除暦では、デランフロアブルを用いない防除暦の作成が必要です。

冬の剪定作業による不要な枝は燃やして草木灰とすることで活用することができます。

 春も間近となり剪定作業も終盤。果樹園には剪定作業で発生した大量の枝が積み上げられています。
 枝は腐敗させて堆肥として活用することが出来ますが、広い場所を必要とするため燃やして草木灰としても活用することが出来ます。