梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

梨の農薬の3種混用事例を追加。混用は省力化だけでなく、耐性菌対策や相乗効果が期待できます。

 梨の防除の3種混用事例に新たに3組の混用を追加しました。
 農薬の混用は省力化だけでなく、同様の効果がある薬剤を混用することで耐性菌の予防。より大きな防除効果が期待できるなどのメリットが大きい反面、薬害等のリスクが大きくなります。
 特に3種混用については、混用事例が少ないため混用の実施は手探り。安易に混用して大きなリスクを抱えることは出来ないため、防除暦等を参考に3種混用を追加しました。

チェンソーを使用した伐採を実施。切断面に除草剤を塗ることでて根まで完全に枯らせます。


 薬剤散布が片側のなるため、病害虫の発生リスクの大きい果樹園端に植えられた梨の木の伐採を行いました。
 多くの樹木で幹等を伐採しても新たな芽が出ることで根は、なかなか枯れません。確実に枯らして朽ちさせるため、切断面に除草剤の原液を刷毛で塗りました。

2020年春の防除を開始。例年より開花が早くなる見込みとなり、防除開始が遅くなりました。


 梨の花芽が膨らみ内部の花芽も既に伸びました。例年、花芽が膨らんだ時期から防除を開始します。しかし、今年は暖冬と暖かい春の陽気により、花芽の状況は予測より大きく早まりました。
 既に防除開始の時期としては遅くなりましたが、ようやくスピードスプレーを使用した春の防除を開始しました。

デランフロアブルが中国の工場爆発の影響で欠品状態。2020年の春の防除には間に合わないようです。

 デランフロアブルの欠品状態が続くことから製造中止になっと思いきや、昨年3月に発生した中国の工場爆発事故の影響で製品製造が出来ない状態となり欠品が続いているそうです。
 2020年の防除暦では、デランフロアブルを用いない防除暦の作成が必要です。

冬の剪定作業による不要な枝は燃やして草木灰とすることで活用することができます。

 春も間近となり剪定作業も終盤。果樹園には剪定作業で発生した大量の枝が積み上げられています。
 枝は腐敗させて堆肥として活用することが出来ますが、広い場所を必要とするため燃やして草木灰としても活用することが出来ます。