梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

黒星病の越冬菌対策と落ち葉の堆肥促進のため、トラクターによる秋起こし(土壌の撹拌)を行いました。


 梨の果樹園は落葉が完了し、地面は一面落ち葉だらけ。

 落ち葉は腐ると優れた堆肥となります。しかし、地表面で放置すると害虫や病原菌越冬の温床となります。

 来春の病原菌の飛散防止と、落ち葉の腐敗による堆肥化の促進のためトラクターによる(もう冬ですが)秋おこしを行いました。


梨の秋季防除が終了。落葉は幸水で3割、豊水が1割と例年より遅い傾向にあります。

 黒星病の越冬菌対策としての秋季防除が終了しました。

 果樹園の落葉状況は例年よりかなり遅く、秋季防除を終えた幸水梨でも3割程度。豊水梨では1割程度でした。

 既に防除作業を終えてしまった後ですが、最後の防除は後10日程度遅い方が効果が高かったと思われます。


ナシ黒星病の秋季防除の時期。越冬しないよう平均気温が21℃以下となったら実施時期。

 あきづき梨の収穫を終え、気温が下がり肌寒くなりました。

 樹勢が弱った木では既に落葉が始まり、来年の新芽となる芽基の鱗片生組織の露出した芽を見かける時期となりました。

 芽基の鱗片生組織の露出した芽は、黒星病に感染し易く、越冬菌の原因となるため注意が必要です。


あきづき梨を収穫。栽培を開始してから最高の甘さとなりました。

 先日より収穫をはじめた当園の主力品種の一つであるあきづき梨。

 本年は猛暑による影響で小ぶり。また、台風による落果被害を受けて収穫量が少なくなりました。

 しかし、栽培を始めてから間違いなく最高と思える程の際立った甘さとなり、栽培している本人でありながら驚かされました。