梨の秋季防除を開始 2018年に向けた最初の防除の開始です。
新高梨の収穫を無事終了し、果樹園に残る梨は新興梨のみとなりました。
幸水梨の落葉も見られることから、黒星病の第一次感染となる芽基で越冬する黒星病菌の対策として、秋季防除を開始しました。
新高梨の収穫を無事終了し、果樹園に残る梨は新興梨のみとなりました。
幸水梨の落葉も見られることから、黒星病の第一次感染となる芽基で越冬する黒星病菌の対策として、秋季防除を開始しました。
2017年の幸水梨の収穫では、梨の芯腐れ症が何点か発見されました。
本年の芯腐れ症防除では、例年チオノックフロアブル(トレノックフロアブル)とデランフロアブルを用いるところ、
デランフロアブルは黒星病の効果が低いことから、チオノックフロアブル(トレノックフロアブル)とファンタジスタ顆粒水和剤を用いました。
結果として、芯腐れ症についての防除効果は特別悪くはないものの、ファンタジスタ顆粒水和剤の防除価がさほど高くないのでは?という感触。
防除体系について要改善が必要と思われる感触でした。
晩生品種の新高梨は、収穫適期を過ぎるとていあ部(尻)に割れが発生する品種です。
割れると生傷となることから、割れの箇所から腐敗してしまいます。
実った状態を確認し、割れ兆しがある。
既に割れた果実がある場合は、取り遅れないように収穫が必要です。
当果樹園でもあきづき梨の収穫をようやく開始しました。
世間では1週間程前から市販されていますが、自分の目から見ると果実の成熟が不十分に見えます。
あきづき梨は、果実が緑から黄色に変わった状態では収穫にはまだ早く、
黄褐色でお尻(ていあ部)に緑色のリングが残っている状態が最適です。
管理人の地域におけるあきづき梨の収穫時期は9月下旬。
市場にはすでに地物のあきづき梨が出回り、店頭でも販売されています。
しかし、本年の梨の成熟状況は決して例年に比べて早い訳ではないため、サンプル収穫をした結果はまだ未熟さを感じせられます。