梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

梨の尻から茶色の水が出た物は、内部から腐敗する病気です。鮮度に関係なく腐敗し、収穫時に判断することができない欠陥です。


 梨の幸水の収穫が最盛期です。

 この時期、販売店や贈答等の箱を開封したとき、稀に梨の尻に茶色の水が溜まった製品が混じることがあります。

 この症状は、梨の花や幼果の時に感染し、果実が熟して収穫後の1~2日後に症状が現れる、芯腐れ症と呼ばれる内部から腐敗する病気によるものです。


梨の芯腐れ病情報を追加。効果が高い薬剤に有機銅水和剤と、効果がない薬剤を記載。

 梨の収穫時に見た目で判断できない芯腐れ症は、販売後に切ってみると内部から腐敗している症状です。

 直売等の販売において、芯腐れ症の果実が混じると信用問題にかかわるため、非常に困った病気です。

 この芯腐れ症を防止するため、薬剤防除に関する情報を追記しました。