梨の果樹園農家による梨の育て方や病害虫に関する防除。使用する農業機械のメンテナンス。ナスやきゅうり等の家庭菜園の園芸方法など、農業に関する作業方法や管理方法、また果樹園を管理するための防風林等の農業設備等を日々の作業に合わせて詳しく紹介しています。

オルフィンフロアブルが生産終了。耐雨性の高いフルオピラムはオルフィンプラスフロアブルで販売が継続されます。

 オルフィンフロアブルはピリジニルエチルベンズアミド系のコハク酸脱水素酵素阻害剤(SDHI)のフルオピラムの殺菌剤です。
 SDHI剤であったため使用回数に注意が必要でしたが、耐雨性が高いのが特徴でした。

折れた枝や幹から裂けた枝をくっつける修復する方法を紹介。強い誘引作業では枝折れは多発するため切らずに修復することも大切です。


 枝に負荷が大きくかかり折れ、放置すると折れた先が枯れる。折れたか箇所から病気が感染するなど悪いことばかりです。
 枝が折れると通常は折れた個所。又は、根元から切断し、傷口に殺菌癒合促進剤を塗って処理を行います。
 しかし、果実を実らせる予定の枝や、主枝や幹が裂けた場合には簡単に切断による処理が出来ないことから可能であれば修復を試みることがあります。

張線器とはワイヤーや電線など線状のものを引っ張る道具で電気工事で電線やケーブル。農業では果樹棚のワイヤーを張るために使用します。

張線器の使い方
 重量のある果樹の枝を支える果樹棚の針金は、重みによりたわみ棚が下がらないよう強く張る必要があります。
 特に果樹棚の周り囲う周囲ワイヤーや支柱間を通る幹線は、張線器と呼ばれる専用の道具を使用して張ります。

果樹棚を維持する支柱や針金は、錆びにくく強度が高い針金が使用され整備には張線器や針金を扱うための道具が必要となります。

果樹棚の整備資材
 果樹園の果樹棚は放置すると経年劣化により緩みや錆による腐食など徐々に劣化していきます。
 特に冬季に大規模な着氷・着雪による大きな荷重。防風林の倒木。棚線を阻害していた果樹の伐採があると、大きく緩みます。
 緩みは果樹棚が下がる。台風などの突風による揺れが大きくなり、落果被害が大きくなります。これを防ぐため棚線の張り直しなど継続的な整備が必要となります。

苦土石灰はアルカリ分が少なく緩やかに効果が出るため、すぐ植えることが出来ます。

石灰肥料の散布
 春となり果樹園に苦土石灰を散布しました。土壌のPH調整に用いられる主な石灰肥料には効果の強いものから消石灰、苦土石灰、有機石灰の3種類があり、消石灰よりアルカリ分が少ない苦土石灰は散布直後でも良く土に混ぜれば植物への影響が少ないことからすぐに植え付けることが出来ます。
 しかし、苦土石灰の肥効を得るには1~2週間程度必要となり、可能であれば散布後1~2週間程度間をあけて植え付けや種まきをすることが理想となります。